伊勢の内宮で祀られている日本の総氏神である、天照大神が天孫である瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)等に言われた神勅があります。
それを三大神勅と言います。
その神勅の内容は下記の通りになっています。
三大神勅
天上無窮の神勅
豊葦原の千五百秋之瑞穂の国は、是れ吾が子孫の王たる可き地なり。
とよあしはらのちいほあきのみずほのくには、これあがうみのこのきみたるべきくになり。
宜しく爾皇孫就きて治せ。行牟、寶祚の隆えまさむこと、
よろしくいましすめみまゆきてしらせ。さきくませ、あまひつぎのさかえまさむこと、
當に天壌と無窮かるべし。
まさにあめつちときはまりなかるべし。
稲穂が豊かな国であり私の子孫が納める国、天孫が統治することで栄える。これは永遠に続く
斎庭の稲穂の神勅
吾が高天原に所御す斎庭の穂を以て、亦吾が兒に御せまつるべし。
あがたかまのはらにきこしめすゆにはのほをもて、またあがみこにまかせまつるべし。
稲を天孫に託すのでこれを広めて安定した社会をつくれ
宝鏡奉斎の神勅
吾が兒、此の寶鏡を視まさむこと、當に吾れを視るがごとくすべし。
あがみこ、このかがみをみまさむこと、まさにあれをみるがごとくすべし。
與に床を同じくし、殿を共にして、斎鏡と為す可し。
ともにゆかをおなじくし、とのをともにして、いはひのかがみとなすべし。
天孫よこの鏡を天照大神を見ると思って祀りなさい
こちらが三大神勅の内容となっています。
以上本日の豆知識でした。