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 長雨が続いておりますが、皆様におかれましてはお変わりございませんでしょうか。

さて、その雨の中を番傘をさし、今年もお相撲さんが参拝に来られました。
はい、大関の琴奨菊関です。

名古屋場所の季節となり神社のすぐ近くにお部屋を構えており、ご挨拶に参られました。
そして今年は、必勝祈願のご祈祷を受けていかれました。祭事を務めたのは当神社の宮司です。

相撲は神事であり、現代でそういった事が忘れられがちになってしまっております。
土俵は必ず地鎮祭を行い、力士が土俵に上がるときに塩をまくのもお清めのためです。

琴奨菊関の玉串奉奠です。
今まで無事に相撲を取り続けられる事の感謝と、今場所の優勝を祈念しているのだと思われます。

ご祈祷の後は、参拝に見えていた方に親しげに声をかけられても嫌な顔ひとつせず皆様とお写真を撮っておられました。

そして、何よりも一番驚きなのは番傘の件です。琴奨菊と名前の入った番傘ですが、参拝者さんに『番傘お洒落ですよね』と言われ・・・

ためらうことなく『じゃあ、あげる』と言って、その番傘をあげてしまいました。
な、なんと太っ腹、頂いた方もビックリで、車までの道を大関が濡れない様に傘後取（傘持ち）。
そのあとを追っかける、その方の子供。

非常に面白く、和やかな雰囲気になりました。
　

本当に琴奨菊関は、気さくで優しい方なんだなと実感しました。

神社職員一同、また番傘を頂いた参拝者さんも含め琴奨菊関の応援しております。